デジタルを安全に
活用するには

コロナ禍でなかなか外にも出られなくなり、ネットで知り合いや同じ趣味の人と繋がれるSNS(Social Networking Service)の利用が増えてきています。

社会との繋がりを提供するSNSは、人間関係をより豊かにしてくれますが、リアルと同様に犯罪も起こるので安全に利用しましょう。

主要なSNS

日本でのユーザー数が最も多いのはLINE(チャット)で8,900万人。

2番目はYouTube(動画)で6,500万人。
3番目はTwitter(つぶやき投稿)で4,500万人。

4番目はInstagram(画像)で3,300万人。

5番目はFacebook(実名交流)で2,600万人。

最も利用者の多いLINEは、厚生労働省と

新型コロナウイルス感染症のクラスター対策に資する情報提供に関する協定

を締結し、国公式の全国調査に利用されるなどもされています。

SNSの今後

スマートフォンの普及などにより、SNS利用者は年々増え続けています。

​今後は、メタバースと呼ばれる仮想空間でアバターという3Dキャラを扱い、仮想空間で仲間と集合するような時代もやってきます。

※参考:メタバースで仕事も遊びも、メタが目指す新世界

仮想空間の服装をデザインして収入を得ている人や、SNSゲームのアイテムをデザインして収益を得ている人も年々増えていて、仕事もどんどんSNSで発生しており、今後もますますSNSは利用されていくでしょう。

コロナウイルスのようにリアルでの社会を分断するような出来事があると、SNSの利用に慣れておかなければ、社会から孤立してしまう可能性もあります。

さらに、2021年9月にはデジタル庁が発足したこともあり、ますますデジタルの利用は促進されていくと想像されるので、SNSの利用を日常化しておくことはあなたの生活をより​豊かにしていくことに繋がるでしょう。

安全に利用する

SNSに不慣れな方や利用を避けている方の理由として、「怖い」「危ない」「個人情報を渡したくない」などが大きな比重を占めています。

とはいえ、何が怖いのかを説明できない人が多く、漠然とした不安を抱いているだけの人も少なくありません。

危険なのは、

「個人を特定されること」ではなく「個人を特定されて悪用されること」です。

個人を特定されただけでは実は危険はないのです。

たとえばFacebookで実名と出身校から個人を特定できたことにより、「古い友人と久しぶりに連絡が取れた」は悪用ではありません。

​たとえばInstagramで顔写真と住所がわかる情報を一緒に掲載して個人を特定され、「見知らぬ人のストーカー被害にあった」は悪用です。

悪用されやすい情報は、

・顔写真 : 容姿の整った女性が出会い系サイトなどで写真を使われるなど

・メールアドレス : スパムメール、広告メールが送られてくるなど

・電話番号 : いたずら電話など

・住所 : ストーカー行為、いたずら配達、空き巣狙いなど

・勤め先情報 : ストーカー行為など

・クレジットカード番号 : 単体では悪用不可、セキュリティ番号と一緒に漏洩が危険

・口座番号 : 単体では悪用不可、セキュリティコードと一緒に漏洩が危険

などですが、

いずれも本人が表示しない限りは表に出ません。

単純にSNS登録の際に入力しても、表示されない項目は危険ではありません。

SNS登録の際に入力したデータに関しては、SNS各社は個人情報が漏洩すると会社が倒産するほどのリスクがあるため、セキュリティ対策は多額な費用をかけて実施しています。

「情報漏洩があった」というニュースはたまに目にすることはあっても、「情報漏洩によって何か実害が出た」というニュースはほとんど目にしません。

「可能な限りリスクをゼロにしたい」

「たとえ実害がなくても不安材料はなくしたい」

という方は、

・必須項目だけ入力する

・実名は漢字ではなくローマ字で入力する

​ ※実名は、誹謗中傷を抑止する効果があるので、匿名より安全という側面もあります

・顔写真は掲載しない、もしくはイラストを掲載する

などで、さらにリスクは軽減できます。

その分、他の方があなたを信用する要素は減るので、社会的な繋がりは薄くなるという側面もありますが、不安材料はだいぶ軽減されるでしょう。

デジタルを活用した社会的な繋がりの濃さと、リスクへの不安と、ご自身の心のバランスが取れる形でSNSを活用しましょう。